粉骨とはどういう意味ですか?

粉骨とは何ですか?
粉骨とは、樹木葬や海洋散骨をする際に火葬済みの焼骨を粉状にすることを指します。または粉末状になった遺骨そのものを指します。
粉骨には焼骨が経年劣化を経て粉々に砕け自然に粉骨になったものと、機械やすり鉢などを使用して人工的に粉末化された粉骨の2種類があります。
なお、火葬していない遺骨を粉骨にすることは死体損壊罪に抵触する恐れがあることから人工的には行いません。
粉骨の読み方と歴史
粉骨は「ふんこつ」と読みます。
粉骨という言葉自体は「粉骨砕身」という四字熟語があり、1231年頃に作られた仏教思想書「正法眼蔵 」の中に「その粉骨砕身、いく千万変といふことをしらず」と記されていますので、言葉自体はかなり昔から存在していることになります。
ただし、この言葉の指す粉骨とは「骨が砕けるほど」、つまりは「身が滅びるまで頑張る」という意味合いと思われ、現代の物理的に遺骨を粉にする意味とは異なる目的として使用されていたと考えられます。
粉骨の目的
第一の目的は、海洋散骨をする際に原型を留めた遺骨を海に撒くと、万が一陸地に遺骨が漂着した際に事件化する恐れがあることから、遺骨と判別できない程度まで粉々にする事で事件化を防ぐという目的があると思われます。
第二の目的は、遺骨を粉骨にすることで、より素早く自然に還元することが考えられます。
第三の目的は、遺骨を粉骨することで墳墓に埋蔵できる量を増加させる目的などの為に粉骨されています。
遺骨は粉骨することで1/3~6/1程度まで容積を小さくできるため、昨今では納骨時の省スペース化を目的とした粉骨が推奨されつつあります。
粉骨は自分でもできる?
粉骨自体はご自身でもできますが、すり鉢と乳棒があれば作業自体は簡単ですが、焼骨とはいえども一部堅い部分もあり、すり潰すというよりは叩き続ける作業の方がはるかに多くなります。
また、粉骨中は細かな粒子が飛散しないよう空気清浄機を回し続けたり、粉骨が湿気を帯びないように湿度が60%を超えないように除湿をするなど十分な空調管理が必要になることから、98%以上の方は専門業者に委託していると思われます。
自分で粉骨する方法については、別ページにて解説させていただきたいと思いますので下記リンク先を参照ください。
優良な粉骨業者の探し方
第一に、取り扱う遺骨に対して尊厳を保ち、丁寧に扱うことが必要です。
細かい粉末が空気中を漂う恐れがあるため空調設備や専門器材が揃っているなど設備環境が整っている事は絶対条件となります。
加えて器材の清潔を保つため、また、他人同士の遺骨を混ぜない為に、使用した器材を洗浄するなど清潔に保っている事が必須事項となります。
残念ながら各地に誕生する粉骨業者の多くは弊社のように器材の分解・洗浄を実施しておらず、掃除機で吸い取っただけで次々と粉骨をしているのが現状です。
こうした粉骨業者は立会粉骨を受け付けていない事が多く、もしくは受け付けていたとしても高額な追加料金を提示して敬遠していますのですぐ判ると思います。
まごころ粉骨をおすすめする理由
弊社は粉骨を依頼する「遺族が安心して任せられること」を徹底しており、2016年の開業当時から日本で初めて立会粉骨を実施しております。もちろん追加料金などを設定して立会粉骨を敬遠することはいたしておりません。
使用器材は毎回、分解洗浄を実施し、どんなに依頼が増えても流れ作業はせず、1件ずつ担当が最初から最後まで責任をもって作業を進める事を徹底しております。
また、過去累計約8,000件以上の粉骨実績から得た経験や技術は高度な教育システムによってしっかりと承継されており、どこよりも高度なサービスを提供できていると自負しております。
粉骨料金の相場
粉骨料金というのは骨壺のサイズや遺骨の量、状態(乾燥が必要か等)や粉骨コースなどによって異なります。
~5寸 | 6寸~ |
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粉骨だけ | 9,000円 | 12,000円 |
粉骨+手元供養 | 17,000円 | 25,000円 |
粉骨+散骨代行 | 12,000円 | 25,000円 |
粉骨して小さく | 14,000円 | 18,000円 |
ペットの粉骨 | 6,000円 | 12,000円 |
※ 湿った遺骨は別途乾燥料金が必要です。
→ 粉骨料金の相場
粉骨はかわいそう?
「遺骨を砕くのは忍びない」という言葉を時々耳にします。生前特に親しかった方からすれば、「遺骨に魂はない」とは言われても粉骨することに抵抗があるのは容易に理解できます。
弊社としてはそう感じた方は無理に粉骨はせず、焼骨のままで大事に保管された方が良いと考えております。
また、粉骨業者の中には「遺骨に刃物を当てるのは可哀想だ」と言うところがありますが、長年の経験から言わせてもらいますと遺骨に対して長時間叩いたりゴリゴリしたりしてる事の方が可哀想だと私は思います。
短時間でサッと終わらせることを考えると、回転刃を使用した機械粉骨の方が良いと思いますし、手作業粉骨を推奨する本当の目的は高額な粉骨料に誘導するためではないかな?と思ってしまいます。
粉骨業者になるには?
粉骨業は本物の遺骨を扱いますので専門学校のようなものはございませんし、国家資格などもございません。
そこで弊社では「粉骨業者になりたい」と思う方が正しい知識と高度な技術を学んでいただけるよう粉骨技術マニュアルを用意してあります。
マニュアルには開業支援や接客、集客、業界特有の慣習など様々なマニュアルが用意されており、粉骨業の1~10まで全てが学べます。
これらのマニュアルはフランチャイズに加盟すると開示され、24時間いつでも学習することができ、7日間の実務研修が無料で付属しております。
研修終了後には弊社独自の「粉骨マスター証明書」を発行しております。
興味のある方は是非、フランチャイズ加盟についてのページをご覧ください。
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