まごころ粉骨

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粉骨はかわいそう?

遺骨を粉にする「粉骨」は可哀想(かわいそう)というお話を聞きましたので、粉骨する側の見解を述べさせて頂きたいと思います。

なぜかわいそうだと思ってしまうのか?

火葬した遺骨に魂が遺っていると信じている方は居ないと思います。一部の方の中にはそういうこと言う人いますからね。

私もこの仕事を始める前は万が一と思い家族には「もしお父さんがこのお仕事を始めて交通事故などで死んでしまった時は、絶対にこの仕事は継がないように!」と念を押しておきましたが、8年経って数千体を粉骨してきましたがピンピンしています。この事からも遺骨に魂は無いことが判ります。

ではなぜ「かわいそう」と感じてしまうのか?それは原型をとどめているからではないかなと思います。

多くの立会粉骨をしてきましたが人骨の時に「かわいそう」と言ってる人は少ないんです。多くの場合はペット粉骨です。特に我が子同然に育ててきたペットを粉骨するときはオイオイ泣いてる方とかいらっしゃいます。

日本の火葬は海外と違ってわざと形を残すので、

骨壺をパカッと開けると頭部がきれいに残ってます。遺骨とはいえ頭の形や目の周りの骨格などには面影があります。それを見てしまうと生前の姿を思い出してしまうのだと思います。

私も身内の遺骨を粉骨した時は脳裏に想い出が巡りましたから、きっとそういう感情から「かわいそう」と思えるようになり、と同時にまだ原型を残しておきたいという感情になるのだと思います。

「かわいそう」と思ったら粉骨しない方がいい

私たちは、よほどの事情が無い限り、そういった感情が残ってる間は無理に粉骨しない方がいいですよ?とアドバイスをしています。

亡くなった人にとっては思い出してくれることが何よりの供養だと言われてますし、そのきっかけになるのであればそのままにしておいた方が良いと思います。

不思議なもので、ある日突然気持ちに整理がつくものなので、そうしたら粉骨するか考えたら良いと思います。

本当にかわいそうだなと思うこと

ここからはリアルな画像もありますのでボカシも入れましたが閲覧注意です。

たくさんの遺骨を見てきて私が本当にかわいそうだなと思うのはお墓の下に埋蔵されていた遺骨です。

いくら魂は無いと解っていても、水没して泥だらけになったり、虫だらけになってる遺骨を見ると「かわいそうだな・・・」と思います。雨期とかお供え物が多い時期になると寄ってきてしまうのですよねきっと。

そういう遺骨を手にした時は「長い間たいへんでしたね、今キレイにしてあげますよ」と言いながら骨壺から出してます。

戦後まもない頃に埋蔵された遺骨などは大量の釘なども一緒に骨壺に入っており錆だらけになって「痛かっただろうな」とか考えてしまいます。(魂はないとはいえ)

土砂が混ざった遺骨

洗ってきれいにしてあげたいところなのですが、火葬した遺骨はとてもモロいので水をかけるとボロボロ崩れて下水に流れてしまいますので弊社では洗骨はしません。

ピンセットで異物を取り除いてから丸二日ほど乾燥室に入れてパリパリに乾燥させてから粉骨してます。

状態の酷かった遺骨ほど、粉骨してきれいなパウダーになると「良かった、良かった」と勝手に思ってます。

かわいそうではない粉骨の為にしてること

遺骨に魂も痛点も無いのでとは解っていますが、遺族の感情を尊重して弊社では機械で粉骨することに決めました。

「遺骨を思いやるなら手作業だろ」という粉骨業者さんもいらっしゃいますが、手作業だと数時間に渡りゴンゴンと遺骨を叩き続けることになります。そこからさらにすり鉢に入れて数時間ゴリゴリと・・・長時間遺骨を叩き続けるという行為の方がかわいそうなのではないかな?と思いました。機械なら30分であっという間に終わります。

別の粉骨業者さんは「遺骨に(機械の)刃をあてるのはかわいそうだ」と言ってましたが、そんな事言い出したらきりがないです。30分でささっと終わらせてあげるか、数時間にわたり叩いて砕くかの違いならどちらが良いですか?というのはもはや依頼者の考え方次第なんだと思います。

と言うことで遺骨を粉骨することについてかわいそうかどうか意見を書かせていただきましたがいかがでしたでしょうか?

弊社の粉骨サービスをご利用ください。

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