まごころ 粉骨代行&手元供養品販売

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遺骨を自宅で保管するための基礎知識

お墓を買っても維持できない、遺骨をお寺に預けておいたけど自宅に持ち帰った・・・など、様々な理由で火葬後の遺骨を自宅で保管しているご家庭が増えています。多くの方が不安の中で管理されていると思われますので、プロの目から遺骨を自宅で保管する際のコツや注意点などを解説したいと思います。

私的な遺骨は自宅で保管しても違法ではありません

遺骨の取扱は墓地・埋葬に関する法律というのがあり「遺骨を埋葬したり納骨する場合は市区町村が認めた墓地や納骨堂でなければならない」という決まりがあります。これは遺骨を必ずしもそこに入れなくてはいけないという法律ではありませんので、故人を弔うために祭祀継承者が遺骨を保有することが違法になるようなことはありません。

遺骨は湿気に弱くカビが生える可能性があります

火葬後の遺骨は高温燃焼後に陶器製の骨壺に入れられ木製の骨箱に入れて保管されますのでほとんど無菌状態です。よほど悪条件が揃わない限りカビは生えませんが、高温多湿な場所で何らかの栄養が揃えば遺骨にカビが生えはじめます。カビというのは大変繁殖能力が高いもので条件さえ揃えばどこにでも繁殖できる可能性があります。

遺骨遺骨は桐箱に入っていれば桐箱が湿気を吸ったり吐いたりしますので湿気を防げますが、骨壺むき出しのままで保管していると外気を吸い込む可能性が高まります。

陶器製の骨壺は密閉されているように見えますが、蓋と本体には大きな隙間があります。そのため、室内が暑くなると中の空気が膨張し、冷えると外気を吸い込みます。この時、外気と一緒に湿気も吸い込みます。

悪条件が揃ってしまい遺骨に少しでもカビが生えると、そこからカビは増殖しはじめるのですが、遺骨には菌の繁殖に必要な栄養がほとんどありませんので爆発的には増えません。ですが環境が悪いとそれなりに増殖します。一度でも骨壺の蓋を開けたことがある方、遺骨を素手で触ったことのある方、直射日光の当たる窓辺に置いてあった方などは要注意です。

遺骨の保管場所はどこがベストなのか?

自宅の保管場所旧式住宅であれば「仏間」という部屋がありますので、そこで保管するのが良いですが、現代の住宅には仏間はないでしょう。マンションであれば部屋数も限られてきます。

骨箱は以外に大きいので保管する場所に困ってる方が多いようですが、実際に手元供養されている方々へのアンケートでは、寝室やリビングの片隅に置いてある方が多いようでした。本棚の一角を改造してそこを供養専用のスペースとしてる方も多かったです。

前述したように、骨壺は寒暖の差を避けた方が良いので、直射日光を避けた風通しの良い場所に安置するのがベストです。リビングよりも寝室やクローゼットといった暗室の方が良いですね。目安として、カビが多く生える場所は安置に適していません。押し入れの奥や、結露の多い窓際や水回りの近くなどは、骨壺の中にも結露ができてカビが増殖するので絶対に避けた方が良いです。

遺骨のカビ繁殖を防ぐ最も効果的な方法

カビの増殖を防ぐには酸欠状態にすることが一番です。カビは酸素が無いと繁殖できませんので真空パックが理想的です。遺骨を骨壺から取り出し、そのままの状態でパックすると、骨が大きいので隙間が多くなり、大量の酸素と一緒にパックしてしまいます。これではあまり真空パックの意味がありません。そこで遺骨を粉砕し、パウダー状にしてからパックします。こうするとパック内の酸素を極限まで減らすことができます。

粉骨した遺骨を真空パックしているところ

粉骨するのはいつがいいの?四十九日後とか?

自宅に25年保管してあった遺骨で全くカビが生えていない遺骨もありましたし、3年でごっそり生えていた遺骨もあります。できることなら火葬後すぐに粉骨した方が菌の繁殖は防げます。何度も骨壺を開けたり触ったりしていなければ数年経ってからでも大丈夫です。宗教上の考え方もありますので、当たり障りのないところで49日を過ぎてから粉骨するのが良いかも知れません。

本音を言えば、親戚と言えども遺骨は怖い

家族は気を使って口には出しませんが「親戚と言えども遺骨がそのまま家の中に置いてあるのは気味が悪いと思っている方がとても多い」ということを感じ取らなくてはいけません。あなたにとっては元家族ですが、配偶者にとってはほぼ他人なのです。特に小さなお子さんにとって「死」は受け入れにくく、仏壇ですら近寄り難いものです。遺骨の存在は生を受けて間もない子供にとっては強烈なのです。自宅に遺骨を保管する際には「見た目」に配慮することも必要です。

高価な仏壇から質素な手元供養に進化

現代住宅はスペースがありませんし、仏壇のデザインが近代的なインテリアに合わないという理由から「昔は仏壇、今は手元供養」という感じに変わってきました。仏具屋さんは少しでも高価な物を買って欲しいので、やれ格式が高いだの、材質が違うだの煽ってきますが、最近の方は金額や格式よりも故人を弔う気持ちの方が重要ということで、手元供養品に何十万もかける人は少数派になりつつあります。小さな小瓶に遺灰を入れてお洒落に飾って弔ってる若い方も目立ちます。

99%を散骨して1%の遺灰を手元に残す方が増加中

一般的には火葬後は全骨収納ですので平均的な遺骨量は2000g前後(関西や九州では一部収骨のため1000g程度)で、骨箱の高さは30cm以上あります。遺骨を全て自宅保管しておくことは場所も必要ですし「いろいろと不安」ということで、近年では遺骨を粉骨し、その1%の20g(スプーン1杯程度)だけを自宅で保管・手元供養している方が増えています。残りの99%の遺骨は故人が望んだ場所に散骨したりしています。特に都心部にお住まいの方や海外在住者、地震が多い地域の方、震災などでお墓を失ってしまった方などはこのスタイルを選択する方が増えています。

粉骨して自分で散骨したい方 → 粉骨だけコース

粉骨して散骨もお願いしたい方 → 粉骨+散骨コース

遺骨は全部「手元供養」したい!

「しばらく散骨する気にはなれない・・・」と、全ての遺骨を自宅で保管されている方もいらっしゃいます。少し前までは大きな骨箱をそのまま置いて手元供養するのが一般的でしたが、最近ではコンパクトに保管される方が増えています。粉骨&真空パックにすると容量は約1/3~1/4程度まで小さくすることができます。

遺骨のかさを減らして小さく保管する

そもそも手元供養とは遺骨をお寺などに納骨した後、位牌を自宅で供養する為の物でした。大きな仏壇は置けないけど、せめてもの小さな仏壇という感じで登場したのが始まりと言われています。そこに分骨した遺骨の一部を入れた容器を置いた物が流行し、現在に至ります。全骨を手元供養するのはここ数年に始まったスタイルなのです。ですので、現在市販されているほとんどの手元供養品は全骨を収納する能力は持っていません。

『まごころ』のベース収灰スタイルは全骨収納可能です
遺骨を粉砕し、真空パックで圧縮して可能な限り小さくし、遺灰を収納した箱をベースにしてその上に写真立てを置いたりして供養したら省スペースで供養可能なのではないか?という発想から産まれました。普段は収納しておいて、命日やお盆の時には家族の前に出してきて供養するなどできます。

真空パックにして桐箱に収めた遺骨 手元供養のイメージ画像

粉骨+手元供養コース

手元供養の最後はどうするの?

「遺骨を自宅で手元供養するのはいいのだけど、最後はどうすればいいのか?」という質問をよく受けます。

お寺や納骨堂などに納骨する

宗派により稀に「粉骨したものは受け入れられない」というお寺などもありますので確認は必要ですが、ロッカー式の納骨堂などはほぼ100%受け入れてくれるでしょう。しばらく自宅で手元供養をし、お金が貯まったら・・・気持ちの整理がついたら・・・などなど、そこから納骨するという方も増えてくると思います。

散骨する

遺骨は一片2mm以下まで粉骨した状態ですので、散骨をしようと思ったらいつでも散骨できます。日本の法律では遺骨をそのまま撒けば遺棄罪ですが、粉骨したら99%おとがめなしです。但し、個人が節度をもって行う散骨については・・・なので他人の所有地などに撒いたりはできません。詳しくは→散骨に関する法律(外部サイト)

孤独死の忘れ物で増えてる「遺骨」

孤独死のイラスト近年とても多くなっているのが孤独死の際に遺骨が出てくるといった事例です。業者さんが後片付けしていたら遺骨が仏壇の下から見つかった・・・というのが最も多いケースです。

この場合の遺骨は原則として法定相続人に引き渡されるのですが、遺骨のままだと処分に困り受取拒否されたり親族間をたらい回しになったりします。お寺に永代供養するケースもありますが相続人の費用負担も大きくなってしまいます。

遺骨は長年連れ添った奥様や旦那さんのことがほとんどですので、そういう悲しい結末にならないよう早めに粉骨したり散骨したりしておいた方が良いと思います。

埋葬してあった遺骨は自宅保管できるの?

お墓のイラスト市役所での改葬手続きは別のお墓へ遺骨を移動する際のみ必要になります。遺骨を自宅で保管する方は改葬申請は必要ありませんので、収骨元の住職や管理者にその旨を伝えて遺骨を引き取ってきます。

埋葬遺骨はバクテリアに注意!
一度でも埋葬してあった遺骨は土中バクテリアや大腸菌・カビなどの菌類などを大量に含んでいる可能性がありますので、骨壺のまま自宅に安置することはお勧めできません。どうしても保管しなければならない場合はしっかり乾燥させた後、真空パックにして密閉された箱などにいれて厳重に保管する必要があります。

遺骨引取の際は、お寺へお礼をしましょう

火葬が終わってから遺骨をお寺に預けていらっしゃる方も多いと思います。お寺にしてみれば、その遺骨はいづれお寺にお墓を建ててくれるかも?という期待を込めて預かってくれるわけです。中には最初からしっかり預かり料を請求するお寺もありますが、大半は無料で預かってくれていたりします。その間供養の為にお経を唱えてくれていたこともあるでしょう。

それを数年後にいきなり「自宅に持ち帰って供養する」と言うのですから、さすがに無料でというわけにはいかないです。預かっていただいたお礼金としてお布施をしてくるのが一般的なのですが、地域によって金額はバラバラです。「一時預かり」なので1年あたり1万円程度が相場ではないでしょうか?ですので例えば2年預けていたら2万円程度はお布施をしてから引き取られた方が良いと思います。

離檀を巡ってお寺と揉めそうな時の解決方法

ということで遺骨を自宅で保管する方法をアドバイスさせていただきました。新しい時代の新しい葬送スタイルとして是非粉骨サービスをご利用下さい。