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正しい遺骨の処分方法とは

空き地に置かれた骨壺

遺骨の処分というと聞こえが悪いですが、そのように検索する方が多いようでしたので、あえて処分と記述させていただきました。

遺骨は大切なものですが墓じまいでお寺に預けていた遺骨を引取ることになった方や、遺品整理の際に遺骨が出てきたなど、様々な事情から遺骨の行く先で悩んでいらっしゃる方が多いので、適切な遺骨の処分方法をいくつかご案内させていただきますのでご参考ください。

自治体で無料引取などは行ってくれません

先ず始めに伝えておきますが、市役所など自治体では遺骨を無料で引き取る事は行っていません

自治体がやむをえず遺骨を保管するのは、管轄内の孤独死や行旅死亡人など祭祀承継者が不明な場合のみ一時保管という形式で預かっているだけになります。

つまり祭祀承継者が明確な場合は、その方が責任をもって対処する必要があります。

結論から言うと、無料で遺骨を引き取ってくれるのは火葬直後の火葬場(一部)だけですが、2万円以下で散骨もできますので以下で紹介いたします。

ちなみに海洋散骨は厚生労働省から公式なガイドラインが提示されてることから違法性はありません。

なお、購入した不動産などから遺骨が出てきた場合のように祭祀承継者が不明な場合であっても、手順を踏めばきちんと処分できます。別ページにてご説明いたしますのでそちらをご覧ください。

不動産から遺骨が出てきた場合はこちら

遺骨の処分方法8とおり

格安「送骨」には要注意!
全国各地のお寺で盛んに受け入れはじめたのが「送骨」という方法です。2万円前後でお経を読んで永代供養した後、合祀墓に収骨してくれるサービスなのですが、最近は檀家が激減した田舎のお寺や、宗教法人を買い取った一般企業等が、なりふり構わず「宗派問わず何でも受け入れ可能!」などと格安で遺骨を集めていますので注意が必要です。私が確認した中には、とても供養とは言いがたいものも多数ありましたのでお勧めはできません。

遺骨処分の法律と事件

埋葬に関する法律

国内の法律には墓地、埋葬等に関する法律というものがあります。この中の第4条に「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。」という記述があることから、認可を受けた墓地以外に遺骨を埋めると違法になります。ですので穴を掘って埋めてはいけません。

自宅で保管は合法です

この刑法には必ず埋蔵しなければならないとは書いてないので、遺骨を自宅で保管していたりすることは違法ではありません。

遺骨処分関連の事件

■2019年11月、53才の男が実父の遺骨を区役所から引き取った後、東京駅のトイレに骨壺ごと放置して遺棄罪で逮捕されました。
■2015年4月、元夫(68才)は妻(64才)の遺骨を東京・練馬区のスーパーのトイレに捨て、遺棄罪と器物損壊罪の疑いで書類送検されました。

上記の通り、遺骨関連の事件は遺棄罪や器物損壊罪などで逮捕されています。

散骨に関する法律(外部)

粉骨は死体損壊罪?

【0円】火葬の際に遺骨の引取を拒否する

火葬する前の段階であれば、関西や九州、東北など一部の自治体では事前に誓約書を書くと遺骨の引取を拒否することができます。

正式には拒否というよりは「自治体の回収を許可する」という書類になります。いわゆる0葬や、遺骨の焼き切りと呼ばれています。

集めた遺骨は業者に回収され、遺骨の中から希少金属を抽出して自治体の財源になったりするようです。

全回収ができる自治体はまだ一部ですので、希望する方は事前に利用される火葬場にそういった手続きができるのか事前確認された方が良いと思います。

火葬場で遺骨の引取を拒否することはできる?

【0円】自分で遺骨を粉砕して、自分で散骨する

火葬後に引き取った遺骨を捨てたり放置すると遺棄罪になりますが、祭祀承継者が弔いの感情を持って火葬された遺骨を粉骨する分には違法ではなくなります

粉骨後はご自身の土地や、許可を得た私有地、海上などに散骨すれば0円で処分できます。

ただし自分で遺骨を粉骨するとなると道具の準備にお金がかかること、何よりも遺骨の粉骨は想像以上に大変です。

関東で一般的な7寸壺に満杯の遺骨だと丸二日は要すると思いますが、一応簡単な手順を記載しておきます。

point自分で粉骨する方法

骨壺の中身を取り出し、厚手のビニール袋に入れてタオルなどで巻いて、ハンマーなどを使って細かく砕きます。

散骨する場合は一片を2mm以下にしなければなりませんので、最後はすり鉢などを使って粉状にします。

骨壺はハンマー等で粉砕して燃えないゴミに出せます。

骨箱と外装品は燃えるゴミに出すことが可能ですが、一部の自治体では骨壺と判明した時点で回収拒否されることもありますのでクリーンセンター等に直接持参して処分された方がより確実に処分できます。

具体的な道具や手順を知りたい方は下のリンク先をご参考ください。

遺骨を自分で粉骨する方法(詳細)

外部→ 散骨できる場所、できない場所

 

【1.2万円】粉骨だけを専門業者に委託して、散骨は自分で行う

自分の土地を持ってる方や船を持ってる方などは、粉骨だけ業者に依頼して、粉状になった遺骨をご自身の手で散骨するなどして処分できます。

地方ではこれが一番多いです。

小鳥や亀などの小動物や小さな分骨程度なら100g以下ですから自分で粉骨してサラサラっと撒いたら終わりです。

人骨だと2kg以上ありますのでかなりの量なので地面だとあたり一面真っ白になります。

遺骨は水に溶けないので雨が降ってもしばらくはずっと真っ白なので要注意です。

粉骨は実際にやってみると分かりますが、身内の遺骨を粉骨するという行為は想像以上に精神的ダメージが大きいです。

使用する器具をその為に購入するにしてもお金がかかり過ぎますので、粉骨作業は私たち「まごころ粉骨」にお任せください。

骨壺の大きさで料金は異なりますが、平均的な7寸壺(関東や東北地方)であれば1.2万円で粉骨できます。関西や九州は5寸壺なので9千円です。

不要になった骨箱や骨壺なども無料で処分しますし、散骨しやすいように水溶性の紙袋に入れて返送しますので大変便利だと思います。

遺骨を粉骨した様子

粉骨だけコースの詳細

 

2~5万円で海洋散骨代行に委託する オススメ

海岸でイザ散骨しようとしたら人目が多くてできなかったり、船が苦手など、粉骨しても自分で散骨できなかったという方は多いです。

そんな方向けに、遺骨の粉骨から海洋散骨の実施、骨箱や骨壺の処分まで一括で行ってくれるのでとても便利な「粉骨+散骨代行」というコースがあります。

東京湾北部なら1.8万円(お店に持参すると1.65万円)、人気の相模湾でも2.5万円です。

弊社が安い理由は利用者が多く、粉骨は自社で行い、船を保有していない為です。

→ 粉骨+散骨コース選べる5コース

夏の海洋散骨募集中

【4~10万円】公立霊園の合葬墓に入れる

各都道府県では誰でも埋蔵できるよう公営の墓地や合葬墓を用意していますのでお住まいに地域に無いか調べてみましょう。

抽選待ちが多いのが難点ですが当選すれば安価で永代供養でき、自治体運営なので安心です。

例えば東京都では都立小平霊園と多磨霊園で樹林墓地という埋蔵方法を募集しています。

遺骨のまま応募すると13万円ですが、粉骨すると4.3万円まで安くなります。

都民の方にはたいへん人気で、弊社でも毎年多くの方の粉骨依頼を頂いております。

注意点は、樹木葬の一種ですが墓塚に埋設された巨大な円筒形構造物の中に埋蔵しますので土に還る事はありません。

自然葬というよりは恒久的な永代供養墓と考えた方が良いでしょう。

こうした公立霊園における格安永代供養墓の動きは2022年頃から急速に増えておりますのでご自身の市区町村にも計画がないか確認してみると良いと思います。

樹林墓地に当選したら「粉骨だけコース」

【5~80万円】民間霊園の合葬墓に入れる

民間霊園の多くは石材店などが運営しているところが多いので、墓石の販売に繋がらない合葬墓自体が少ないのですが、樹木葬などを積極的に行ってる霊園では合葬墓を設けている霊園も少なくありません。

民間霊園利用の利点は抽選待ちがないということでしょう。

またこうした霊園は正式な認可を得ており受入証明書が発行できますので、改葬後の遺骨処分を急いでる方にも適しています。

ただし、料金はピンキリで料金差に基準はなく運営企業次第です。

アクセスが良くエアコン付きの立派な待機所などがある霊園は高額ですし、安いな~と思って行ってみたら穴掘って埋めただけの粗末な合祀墓などもあります。

ホームページ等ではいくらでも誤魔化せますので、民間霊園をご利用の際は実際に一度行って確認することを強くお勧めします。

【10万円~30万円】乗船型の海洋散骨を利用する

海上に大型ボートを出して遺族数名でセレモニーを行いながら散骨する散骨クルーズが可能になるのがこれくらいの料金です。

船の大きさや就航場所、同行するスタッフの数や提供サービスの内容などで料金差が生じますが、平均すると約25万円前後で、かなり贅沢な部類です。

チャーターの場合は細かな要望も聞き入れてくれたりするので「あの橋の下」とか「お家が見えるあの海域で」など融通が利くことがあります。

「遺骨の処分」と考えるとかなり割高ですね。

チャーターボートから散骨

【15万~50万】お世話になったお寺で永代供養に出す

墓じまい後の遺骨の処分先として一般的なのが菩提寺への永代供養です。

長年お世話になった菩提寺に対してお礼を兼ねて永代供養に出すのが一般的です。

遺骨は墓石の閉眼供養をした後、一般墓からお寺に併設された永代供養墓に改葬され恒久的に安置(骨壺から出して合葬することもある)されます。

料金の相場はだいたい1体あたり15万円前後のようですが、お寺の規模や格式、お世話になっていた期間、地域の慣習などによってバラバラですので依頼する前に住職に確認しておいた方が良いと思います。

ちなみに身内が墓じまいした際は、1体あたりの永代供養料が15万円×5体で75万円、墓石の撤去に40万円、閉眼供養やら会食費、お布施が30万で総額150万程度でした。

お経を読むお坊さん

遺骨の処分方法まとめ

現在、多くの方が遺骨の処分先として菩提寺での永代供養を利用されていますが、その理由は手間がかかるからお世話になったお寺にお礼を兼ねてということがアンケートや接客時のヒヤリングで判りました。

永代供養とは聞こえが良いのですがその実態は「遺骨の最終処分場」みたいになっておりお寺自身も溜まり続ける遺骨の処分に困っている事実があります。

遺骨は原型を残すと様々なところにしわ寄せが起こりますので、今後は海洋散骨や自然に還りやすい粉骨樹木葬を選択した方が良いのではないかと思います。

遺骨の処分方法
  価格
(万円)
粉骨 散骨
(埋蔵)
永代供養
火葬場で回収 0 なし なし なし
自力粉骨&散骨 0 自力 自力 自力
自分で散骨 1.2 委託 自力 自力
海洋散骨代行 1.8 委託 委託 なし
公立霊園 4~ 委託 委託 あり
民間霊園 10~ ※1 委託 あり
寺・永代供養 15~ なし 委託 あり

※1 - 粉骨は自分で外注先を見つけて粉骨した遺骨を持参する。

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