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墓じまい後の遺骨をどうする?

墓じまい後の遺骨をどうするか迷っている方も多いと思います。過去何百体とお墓にあった遺骨を取り扱ってきました専門家として意見を書かせて頂きたいと思いますのでご参考ください。

お墓の中の遺骨はどんな状態?

お墓の下部分を屍櫃(カロート)と呼びます。一般墓は基本アウトドアですので、一度でも雨が降ればカロート内部の湿度は80%を超えています。

骨壺の本体と蓋部分が防湿テープでしっかり閉じてあれば一定期間乾燥状態を保てますが、何も無い場合はあっという間に遺骨は湿気を帯びた状態になります。

ということで密閉されていない99%の遺骨は60%以上の湿気を帯びていると言って間違いないと思います。

カロート内部の遺骨

墓じまいする遺骨

お墓の開閉と遺骨の取り出しは石材店に依頼します

墓石の構造は特殊な物が多いのでカロートの開閉は石材店に依頼した方が良いです。バールや特殊な工具が必要だったり、時にはバーナーで溶接部分を溶かす必要があるなど素人には難しいです。

墓じまいを依頼する石材店であれば1万円~1万5千円程度で遺骨の取り出しから水抜き、骨壺の拭き取りまできっちり作業してくれます。

遺骨の取り扱いには細心の注意を

お墓の中にあった遺骨は夏は高温多湿、冬は凍結と過酷な環境下にさらされます。(東北地方が骨壺を使わないのは凍結で割れる為です)

大雨の後は土砂が流れ込んできて土だらけになっていたり、お供え物や虫の卵などが流れ込みそれらが栄養となって、カビやバクテリアが繁殖している事も多々あります。

ですので骨壺を開けて確認する時は、蒸発した空気などを吸い込まないように必ずマスクを、触れるときはゴム手袋をすることをお勧めします。

また、車に積み込む際などは骨壺の水を可能限り流し出してから、本体と蓋をガムテープなどで留め、厚手のビニール袋等でしっかり包んでから運搬するようにしましょう。

合葬型の永代供養に改葬する方が一番多い

高額だけど義理が立つ、菩提寺の永代供養に改葬する

墓じまい後の遺骨処分で最も多く利用されているのは合葬墓への永代供養です。遺骨の処分というと聞こえは悪いのですが、合葬墓への改葬は遺骨の最終処分方法として多くのお寺で採用されています。

永代供養の方法も各寺様々ありますが、基本的には閉眼供養後に合葬墓へ改葬し、遺骨を納めたらお終いです。同じ敷地内なので手間がかからず手続きも簡単です。ちなみに同じ敷地内にあるお墓からお墓であっても改葬手続きは必要になります。

メリットは手続きが容易であることと、長年お世話になった住職さん等に対して義理も果たせる事です。最後の最後でお寺と揉めないということはご先祖様達に対しても良いことかもしれません。

デメリットとしてはとかく高額になりがちであるといったところがあります。

安いけど抽選、自治体の永代供養墓に改葬する

最近特に増えているのが自治体の用意した合葬墓へ永代供養として改葬することです。

例えば多磨霊園(東京都)の樹林墓地は\86,000/体ですし、粉骨するとさらに安くなって\28,000/体で埋蔵することができます。粉骨料金は別ですので各自が負担する必要がありますので総額は4~5万円ほどになりますが、それでも菩提寺への合祀に比べれば安価で済む為とても人気です。

全国各地の自治体も続々とこうした格安合葬墓を作ってますので、いづれはこれと散骨が主流になるのではないかな?と思っています。

メリットはとにかく安いということです。さらに自治体が受入側なので安心ですし、改葬手続きもお役所直結なのでとてもスムースです。

デメリットは人気が高く抽選待ちになってしまうというところです。1年目に外れると2年目は高確率で優先的に・・・というシステムではあるのですが、それでも当たらず結局海洋散骨に変更する方も少なくはありません。

安価で抽選のない海洋散骨

遺骨をお墓から取り出すことができれば最も安価で手軽なのは海洋散骨です。

自治体の合葬墓のように抽選待ちする必要がありませんので、遺骨を引き渡してから早ければ翌月には完了します。また、料金についても自治体の合葬墓よりも1~1.5万円/件ほど安く済みますし、合葬墓のように遺骨を残さず自然に還元しますので大人気です。

唯一のデメリットは「散骨する」と言うとお寺によっては遺骨を取り出せない事があります。ですので取り出すことができれば最も安価な永代供養方法になります。

外部→お寺預けの遺骨を散骨したい

墓じまいの遺骨を海洋散骨したときの料金例

例えば弊社の場合ですと、遺骨を乾燥させて粉骨して東京湾北部へ海洋散骨して総額で税込み\30,000/体です。

\18,000 粉骨+散骨代行(東京湾北部)
\12,000 乾燥料金(48h)
--------------------------------
\30,000 総額(税込)

料金の中には不要になった骨壺の処分料や粉骨証明書、散骨証明書の発行手数料など全て含まれていますのでたいへんお得です。

東京湾北部

遺骨の出張引取を使うともっと便利です

まごころ粉骨のご遺骨出張お迎えサービスを利用すると、安価な料金で霊園やお寺までご遺骨を引取に来てくれます。例えば東京都23区内の出張料金は6,000円(税込)です。

ガソリン代や高速道路などの料金も含まれており、この料金で最大15体ほどまで運べますので、お墓の中の遺骨が多いときなどはお得で楽です。

お墓と遺骨

一覧表とまとめ

結局弊社の宣伝みたいになってしまいましたが、実際のところ料金だけ考えたら海洋散骨した方が安価で済みます。義理を果たすのであれば少々高額になっても菩提寺への合葬、抽選待ちでも良ければ自治体の合葬墓が安心です。

墓じまい後の遺骨の処分先
  改葬許可 粉骨 抽選 価格
菩提寺の合葬墓 必要 しない なし 高額
自治体の合葬墓 必要 しない あり 中額
必要 する あり 安い
海洋散骨(委託) 不要 する なし 安い

遺骨は粉骨して形を残さずキレイに自然に還せる海洋散骨は本当にお勧めです。抽選もありませんし円滑な墓じまいのお役に立てると思いますので是非弊社のサービスをご利用ください。

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