海洋散骨の相場をプラン別に徹底比較!3つの供養スタイルと費用内訳

「海洋散骨が初めて」という方々向けに、専門家の立場から忖度抜きでリアルなお役立ち記事を書いてゆこうと思います。第一弾は「散骨費用の相場」について解説いたします。

まずはじめに、海洋散骨には3つのプランがあります。遺族がどのような流れで、どんな風に散骨をしたいのかによって選択するプランは異なり、それぞれ一長一短ありますので1つずつ解説してゆきましょう。

貸切散骨(チャータープラン)

個別散骨

【内容】1組の家族やグループで一隻の船をチャーター(貸切)して散骨するプランです。別名を「個別散骨」ともいいます。乗船型散骨の1つです。

【メリット】散骨の実施日時や時間帯、散骨ポイントや航行予定など自由に設定できるのが最大のメリットです。故人の命日に散骨したいとか、身内だけで静かに散骨したいという方には最適です。アテンドスタッフ付きの大型クルーザー等を使用して、お食事を楽しみながら散骨など豪華の極みです。

【デメリット】1組限定貸切なのでどうしても料金が高額になります。船の大きさや航路、アテンドスタッフの人数や食事の有無などで料金は左右されます。

料金の相場

大型船や豪華クルーザーだと基本料金は30万円~。平均的な中型クルーザー使用だと6~12名程度乗れるタイプで20万円前後、4~6名乗船の小型クルーザー使用で15万円前後が相場です。ただしこれらは基本料金です。

チャーター散骨の場合は葬儀のようなセレモニー形式が多いので、献花の準備、飲食、アテンドの人数などによってオプション料金が追加されます。また粉骨料金が別に必要なケースも多いので、消費税込みでプラス10万くらいは必要です。

合同散骨(乗合プラン)

合同散骨

【内容】乗船型散骨の1つで、定期的に出港する船に他のお客様と一緒に船を共同チャーターして散骨するプランです。

【メリット】出港日時が決まっているため予定が立てやすく、2名1組など少人数でも参加できるので利用しやすい。

【デメリット】人数が多い分、料金は安くなるのかと思いきやチャーター並みに高額なので割安感はさほどありません。また、日時と散骨場所が決まっているので自由度は低く、多少の雨天でも出港してしまいます。

料金の相場

1組2名という料金体系が多く、1名増えるごとに追加料金が発生することも多いです。大型船使用だと基本料金は1組あたり20万円~。平均的な中型クルーザー使用だと16万円前後が相場。1名増えるごとに追加料金が発生することも多いです。

合同散骨の場合も葬儀のようなセレモニー形式が多いので、献花の準備、飲食、アテンドの人数などによってオプション料金が追加されます。粉骨料金が別に必要なケースも多いので、消費税込みでプラス5万くらいは必要です。

委託散骨(代行・お任せプラン)

委託散骨

【内容】遺族は乗船せずに、海に慣れたマリンスタッフが遺族の代わりに海上で散骨します。

【メリット】とにかく安い。ある程度人数がまとまったら出港する「人数割り」なので、利用者が多い業者が最安値を提示できます。散骨はプロのマリンスタッフにお任せなので、船酔いや海難事故、天候や遺族間の日程調整など、細かい心配をする必要が一切なくなります。

【デメリット】遺族がご自身の手で散骨できない、散骨日やポイントを選べないといったデメリットがあります。

料金の相場

大型船で散骨してる業者の平均相場は1件あたり5万円前後。中型船だと3万円前後。小型船だと1件あたり2万円前後です。最安値帯はまごころ粉骨の仙台湾または東京湾の16,500円

多くの場合は料金内に粉骨料金は含まれていますが、中には散骨料金は12,000円、粉骨料金は別途8,000円等と分けて表記している業者もいるので、採択の際は粉骨料金や税金も合わせた合算で判断することをおすすめします。

散骨3プランの比較一覧

海洋散骨の相場をプラン別に徹底比較!3つの供養スタイルと費用内訳
項目委託散骨合同散骨貸切散骨
費用の目安2~5万円15~20万円20万円~
乗船の有無無(プロにお任せ)有(他家族と同乗)有(身内で貸切)
自由度低(日時の指定不可)中(決まった日程から選択)高(希望の日時・海域)
おすすめ費用を抑えたい、遠方の方、高齢者安く、自分の手で散骨したいたい方家族や身内だけで見送りたい方
海洋散骨プラン別早見表

まとめ – おすすめのプランはどれ?

どのプランも一長一短ですので、散骨にあたって何を重視するかで決定したらよいと思います。

家族や親族、友人たちと手厚くしっかり見送りたい、自分の手で散骨したいなら貸切散骨をお勧めします。最近はお孫さんなどが「SNS映えに豪華なクルーザーに乗ってみたい」という理由で貸切散骨を選ぶ方も多いそうです。

大型船なら船もあまり揺れませんので船酔いやトイレの心配も少なくて済みますので、小さなお子さん連れや高齢者の方でも安心して利用できると思います。万が一事故が起きても、大型船だと救命ボートが備わっていたり、アテンドスタッフ救助サポートしてくれるので安心です。

海難事故の増加に伴い国土交通省の指導が強化されています。海洋散骨業としてお客様を乗せる船は、定員数によって旅客不定期航路事業許可、内航不定期航路事業の届出や、特定操縦免許が必要です。HPにこれらの明記の無い貸切船は避けましょう!

「貸切るほど人数はいないけど自分の手で散骨してあげたい」という方は合同散骨がお勧めです。正直な話、料金的には割高ですが予定が立てやすく、万が一行けなくなっても他のお客様がいらっしゃる限り出港しますので船会社に迷惑をかける心配もありません。定期船に乗るような感覚で利用できます。

「とにかく安く散骨したい」「船酔いが心配」「休日が合わせられない」「足腰がちょっと」「自分で散骨することにはこだわらない」と言った方は委託散骨をお勧めします。海を知り尽くした海洋散骨のプロが、散骨に最適な日時を選んで確実に散骨を代行してくれます。

最近ではお寺の住職さんなども永代供養代わりに海洋散骨する方が増加しています。委託散骨は安く100%自然に還すことができるので選ばれているのだと思います。2021年3月に厚生労働省が「散骨業者向けのガイドライン」を明示したことで安心して利用する方が増えました。

迷ったらココ「まごころ散骨」
筆者
筆者

ということで「海洋散骨の相場をプラン別に徹底比較!3つの供養スタイルと費用内訳」というテーマで執筆させていただきました。皆様のお役に立てれば何よりです。

【筆者】舘山文成 まごころ粉骨・千葉本店(アットマガジンズ有限会社・取締役社長)

創業25年目、散骨事業実績11年目。現在までの委託散骨実績は累計6000件以上、粉骨実績1万件以上、粉骨と委託散骨の専門家。NHK「クローズアップ現代」にも出演させていただきました。

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